フィリピン不動産関連ニュースまとめ

フィリピンの不動産投資に関連した記事をぼちぼち紹介していきます

フィリピン住宅不動産市況、依然堅調に推移


フィリピン住宅不動産市況、依然堅調に推移

 

ざっくり言うと
  • 国際的な不動産コンサルティング企業がフィリピンの不動産市場概観と2015年見通しを発表
  • マカティCBD住宅空室率:高級住宅 4.4%、その他 8.5%、全クラス 8.1%
  • 3BR賃貸料年間変化率予想:マカティCBD 5.0%、オルティガスセンター 6.6%、BGC 7.3%
  • 3BR住宅資本価値15年Q4予想:マカティCBD P10.5~20.1万、ロックウェル P12.4~18.9万、BGC P11.6~18.4万

 

フィリピン住宅不動産市況、依然堅調に推移

マカティの高級物件賃貸料、1年間で5%上昇へ
供給拡大で上昇率やや鈍化へ:コリアーズ予想

 

 国際的な総合不動産コンサルティング企業であるコリアーズ・インターナショナル(コリアーズ)が、フィリピンの不動産市場概観2014年第4四半期(10~12月)動向、及び12カ月後の見通しを発表した。

 コリアーズがモニターして いる主要5エリアのうち、第4四半期に3つの住宅コンドミニアム(2030戸)が完成。アレサンドロ・タワー(332戸)-ボニファシオ・グローバル・シ ティ(BGC)、イーストウッド・ル・グランド・タワー3(718戸)-イーストウッド・シティ、パールプレイス・タワーA(680戸)-オルティガスセ ンターで、小型サイズのものが主流であった。2014年に市場に供給された住宅(コンドミニアム)は合計5,238戸であった。

 


  首都圏主要地区土地価格推移(単位:万ペソ/ ㎡)

地区 14年Q4 14年Q3 対前期伸び率 15年Q4(予) 年間変化率予想
マカティCBD 32.0~56.0万 31.0~56.0万 1.1% 34.6~60.3万 7.8%
オルティガスセンター 12.2~19.5万 11.8~19.0万 2.9% 13.2~20.6万 6.6%
BGC 26.5~50.0万 25.0~50.0万 2.0% 27.6~54.5万 7.3%

(注: BGC = ボニファシオ・グローバルシティ、フォート・ボニファシオ)


 住宅新規供給予想と在庫総数予想(単位:戸)

地区 13年末総在庫 14年供給 15年供給 16年供給 17年供給 18年供給 合計
マカティCBD 17,656 454 4,608 2,017 1,485 1,072 27,292
ロックウェル 3,718 441 - - 346 492 4,997
BGC 17,513 1,914 5,433 4,895 2,979 1,010 33,744
オルティガス 11,921 1,711 2,756 1,227 573 422 18,610
イーストウッド 6,830 718 - 988 - 632 9,168
合計 57,638 5,238 12,797 9,127 5,383 3,628 93,811



 マカティCBDの住宅需要は Aクラス、Bクラスの需要が前期より高まり、空家率が全般で0.04%ポイント減の8.1%に低下した。高級住宅の空家率は4.4%と前期から0.1%ポ イント低下、その他ク ラスの住宅空家率は8.5%で前期から0.6%ポイン ト低下した。コリアーズは、今後12カ月間に約4,600戸の住宅が供給されるとの見通しから、15年第4四半期の空家率を10.7%と予想している。

フィリピン経済・金融・投資情報
2015/02/13

 

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